八十八夜の新茶の季節

新緑の季節になりました。

立春から数えて八十八夜の5月1日を過ぎた

今は

まさに八十八夜の新茶の季節。

茶畑をゆく乗用型摘採機

鈴鹿山脈の麓に広がる当園の茶畑では

一番茶の摘採の真っただ中。

茶畑の畝(うね)にかけた黒い覆いをとって、

乗用型摘採機にのって一畝ずつ刈り取りをしていきます。

茶葉を刈り取ることを摘採(てきさい)といいます。

確実に丁寧に新芽を刈り取っていく作業です。

大変な正確さが必要とされ、熟練を要します。

乗用式の摘採機は平たんで広大な茶園で導入されています。

これまでは茶の畝を2人ではさんで両側からもって

刈り取りをする2人用可搬摘採機が主流でしたが、

大変に重く、重労働でした。

この大型乗用式の摘採機が導入されるようになったことで

労働力の軽減に大いに貢献してくれました。

八十八夜に摘採した新茶は、末広がりで不老長寿ともいわれ

大変縁起の良いお茶です。

まだ一番茶の季節は始まったばかり。

これから昼夜、茶畑、工場での作業が連日続きます。

前の記事

施肥(せひ)

次の記事

本かぶせ茶の冷茶